診療案内|松井山手駅から徒歩1分の歯科・歯医者 古市歯科医院|京都府京田辺市

〒610-0354
京都府京田辺市山手南2丁目1-3
ハチセンビル3号館201号

診療案内

むし歯治療

むし歯治療で大切なのは、できる限り歯を削らない・抜かないことです。毎日の食事を味わったり会話を楽しんだりするためには、健康な歯が欠かせません。当院は口内環境を良い状態に保つために、予防・早期発見・早期治療に努めています。

天然歯は健康な状態であればとても丈夫ですが、たとえ治療のためでも歯を削ってしまうと、脆くなるという特徴があります。歯を削ってつめ物やかぶせ物を入れると、境目からむし歯を再発しやすくなってしまうのです。そのため、削らないための予防処置こそが、歯の健康維持には重要だと考えています。

また、治療が必要になった時には、痛みに配慮することも忘れていません。麻酔注射の段階から刺激を抑えるため、歯茎に表面麻酔を施し、電動麻酔器を用いて注入圧の自動コントロールも行っています。患者さまの緊張を和らげるために小まめなお声がけをしておりますので、痛みがあれば我慢せずお伝えください。

小児歯科

乳歯はいずれ抜けるものですが、短い期間に「噛む・発音・永久歯の誘導」という3つの重要な役割を果たしています。機能的かつ整った口内環境を育てるために、乳歯の段階から当院でのチェックをご利用ください。

小児歯科では、乳歯が生え変わるタイミングを調節することで、永久歯が良い位置関係で並ぶようにお手伝いします。時には、床矯正装置で歯が並ぶ土台を整えたり、ワイヤー装置で歯の位置を動かしたりといった、小児矯正も行うことがあります。歯並びや噛み合わせの誘導のため、ぜひ6歳臼歯が生えるタイミングからは、3ヶ月に1回の定期健診をご活用ください。

定期健診では、むし歯の状態、歯茎の状態、栄養バランス、運動量、水を飲む量、糖分や塩分の摂取量など、全身的な身体のことも踏まえて診ていきます。また、進学や転校といった生活環境の変化も、お子さまの歯に大きな影響を与えます。そういった変化が5年後、10年後になって現れることもあるため、継続的なお口のチェックが重要です。

妊娠中の方の歯科治療

妊娠でホルモンバランスが崩れると、歯肉炎ができやすくなったり、つわりで歯磨きが難しくなったり、食事が変化したりと、お口の環境が悪くなりがちです。歯科健診を利用し、お口の健康アドバイスを受けてください。

出産後に生活リズムが崩れると、お口の環境も悪くなってしまいます。お母さまの歯の健康サポートとして、当院では赤ちゃんをお腹の上で抱っこしながらでも治療を受けられるようにしています。

妊娠中は歯科健診に来られていても、出産後には夜泣きや授乳などで忙しくて、ご自分の歯のケアに手が回らないという方が多いようです。また、赤ちゃんに生後2ヶ月までの早期に歯が生えた場合、授乳の痛みに悩むお母さまもいらっしゃいます。

定期的なお口のケアや、乳歯の処置をご利用いただくことで、快適な子育てをお手伝いできればと考えています。まずは妊娠中から歯科健診を受けて、セルフケア方法や出産後にどうすれば良いのかなどを、知っておいてください。

予防診療

むし歯や歯周病の治療を終えたのに、なぜかすぐに再発してしまう方は、お口のケア方法が間違っているかもしれません。定期的な健診やメンテナンスを活用して、しっかりとお口の健康管理をしていきましょう。

歯科治療後にはお口の環境が悪くならないように、歯科医院で定期的なメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスの具体内容は、歯磨き指導や歯のクリーニング(PMTC)、唾液検査などです。3ヶ月に1回のメンテナンスから始まり、きちんとお口の管理ができている方は半年、1年と間隔を長くして、予防が負担にならないようにしていきます。

歯科医院での予防処置だけでなく、セルフケアに対するアドバイスも行っています。例えば、食後はお口の中が酸性に偏っていて歯の表面が柔らかく、歯ブラシで磨くだけで傷つくため、デンタルフロスでのお掃除が望ましいことはご存じでしょうか。健診やメンテナンスを通して歯科知識を学び、効率良く予防へ取り組めるようになってください。

歯周病治療

お口のケアが不十分で歯と歯茎の境目に細菌が溜まると、歯茎の端が炎症を起こして赤く腫れていきます。症状が進行すると歯と歯茎の境目が深くなり、歯を支える歯槽骨が溶けて抜けやすくなるのが、歯周病という病気です。

歯周病予防の基本は、毎日の歯磨きです。きちんと歯を磨いているつもりでも、歯と歯茎の境目に歯ブラシが届いておらず、歯周病が進行している方は少なくありません。まずは当院で歯周病用の歯磨き方法を学び、歯を清潔に保ちましょう。

磨き残しがあると細菌の塊である歯石ができて歯茎に炎症を起こし、どんどん歯周病が進行します。通院して定期的に歯石取りをすることで、歯肉の炎症を抑えることが期待できます。

それでも改善が見られない場合、外科的な処置や再生療法も選択可能です。当院では歯肉を切り開いて歯周ポケットの奥深くをお掃除するフラップ手術や、患者さまの血液から多血小板血漿を抽出して塗布し組織の再生を促すPRP法に対応しています。重度の歯周病の方も、一度ご相談ください。

審美治療

保険診療がお口の機能改善を目的としているのに対し、審美治療は見た目と機能性の両立を目指す分野です。患者さまが白く健康的な歯でにっこりと笑って日々を過ごせるように、歯科医療でお手伝いできれば幸いです。

当院の審美治療のメインは、むし歯治療やケガなどが原因で欠けた歯を、より自然な見た目に整えることです。そのため色調が幅広くて透明感がある、オールセラミックをご用意しました。患者さまにご納得いただける仕上がりにするため、つめ物やかぶせ物を装着後1週間は日常生活を送っていただき、違和感がないかを確かめています。

なお、当院では奥歯のつめ物・かぶせ物の素材には、ゴールドが良いと考えています。ゴールドは金属アレルギーが出にくく、歯に近い柔らかさがあることから、噛み合う歯にダメージを与える心配のない素材です。硬いセラミックよりも柔らかいゴールドのほうが、噛むほど歯に密着して細菌が入り込む隙間ができないため、むし歯が再発するリスクも抑えられます。

ホワイトニング

当院では、院内で行うオフィスホワイトニング、歯科医院で指導を受けた患者さまがご自宅で取り組むホームホワイトニング、前記2種を組み合わせたデュアルホワイトニングの、3種のホワイトニングをご提供しています。

ホワイトニングを行う前には、その方にどの程度の色の変化が期待できるかを、あらかじめご説明しています。歯の色の濃さや患者さまの歯質により、仕上がりには個人差があるためです。人によってはホワイトニング剤が歯にしみることもあるため、治療期間中は患者さまと話し合って、痛みと歯の色のどちらを取るかを天秤にかけながら進めていきます。

なお、患者さまがイメージする歯の白さへできるだけ近付けるため、処置前にシェードガイド(色見本)を使って、認識のすり合わせを行います。色の変化はパッと見ても分かりにくいため、ホワイトニング前と後には歯の写真を撮って、どの程度の仕上がりになっているかの確認もしています。

インプラント

インプラントは、歯が抜けた部分の歯槽骨にネジ状の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。見た目・噛み心地共に、天然歯とそっくりな状態を再現することができます。

欠損歯の代わりを作る治療にインプラントを選ぶメリットは、お口の環境の長期的な維持が期待できる点にあります。歯は空いたスペースに倒れこんだり伸びたりする性質があり、欠損部分を放置すると歯並びや噛み合わせが悪くなってしまうのです。一本の歯を失った段階でインプラントを入れれば、上下左右の歯を守ることにもつながります。

また、入れ歯やブリッジが歯に負担をかけるのに対し、インプラントは他にダメージを与えないことも特徴です。顎の骨に固定されているため思いきり噛むことができるようになり、硬いおせんべいや弾性の強いタコやイカなども味わえます。噛み合わせの調節を行うと顎の骨の位置を戻すことにもつながり、顎関節症治療にも役立つのもメリットだといえます。

入れ歯

入れ歯は単に食事をするためだけのものではなく、会話をしたり、自然な口元を形作ったりするためにも役立ちます。歯を失った後も患者さまができる限り快適に日々を過ごせるように、一人ひとりに合う入れ歯作りに努めています。

患者さまのお口の中に対する意識やライフスタイル、かけられる治療費などに合わせて選択できるように、当院では保険診療・自由診療のどちらの入れ歯もご用意いたしました。自由診療の入れ歯は、金属床義歯とノンクラスプデンチャーの2種類がございます。

金属床義歯は、入れ歯の土台となる床の部分が金属で作られたものです。薄くて丈夫であるのに加えて温度も伝わるため、食べ物を味わいやすいという特徴があります。装着感も保険診療の入れ歯と比べて違和感が少なく、安定感があります。

ノンクラスプデンチャーは、留め具が歯茎と同じ色のプラスチック製のため、入れ歯だと気付かれにくいタイプです。金属アレルギーで保険診療の入れ歯や金属床義歯、インプラントが選べない方にご紹介しています。

矯正歯科

当院では小児矯正と成人矯正に対応しています。矯正治療で歯並びや噛み合わせが整うと、お口元の見た目はもちろん噛む・話すなどの機能も良くなり、歯も磨きやすくなってむし歯や歯周病の予防にもつながります。

小児矯正では、永久歯が自然に並ぶようにスペースを作る「床矯正治療」をメインに行っています。治療の開始時期は、乳歯と永久歯が生え変わる混合歯列期です。付け外し可能な装置によって顎の骨が成長するのを助けることで、歯並びと噛み合わせを整えます。

永久歯が生え揃ったお子さまや大人の患者さまに対しては、ワイヤー装置を用いて歯自体を動かす治療を行っています。当院では院長が矯正治療を担当しているため、いつ来院しても矯正に関する相談が可能です。矯正前の抜歯や治療中のむし歯のために歯科医院を掛け持ちする手間がなく、そのまま治療へ移行できるというメリットがあります。

噛み合わせ治療

噛み合わせがずれると物を噛みにくいだけでなく、歯が割れやすい、歯周病の進行スピードが早くなる、顎関節症になるなどのトラブルを引き起こします。当院ではレントゲンやセファログラムによる検査に基づき、治療法の提案を行っています。

噛み合わせ治療の基本は、生活習慣病の改善や顎の機能訓練です。加えて、軽度であれば少し歯を削る、つめ物やかぶせ物を調節するといった処置を行うこともあります。痛みがある場合には、薬による痛みや炎症の緩和もいたします。

噛み合わせのずれが大きい場合には、外科的処置を行ったり、矯正治療で歯そのものを動かしたりする必要があります。患者さまが歯を失っている場合、インプラントを行うのも方法の一つです。

噛み合わせの治療を行うと、口内の上下左右のバランスが整い、歯ぎしりや食いしばりが和らぐ可能性が高まります。食いしばりすぎて顎が疲れている方や、顎関節症と診断されたことがある方は、一度噛み合わせ治療をご検討ください。

歯科口腔外科

歯科口腔外科では、口内、顎、顔面全体の不調や疾患に対応しています。親知らずの抜歯をメインに、スポーツや事故によるお口元の外傷、顎の変形、お口の粘膜の病気など、幅広く診査診断と治療を行います。

診療時間内であれば、外傷への緊急対応も可能です。お子さまが転んだり、スポーツ中に顔をぶつけたりして、歯が抜けた・割れたなどのトラブルが起きた場合は、できるだけ早く当院へご連絡ください。

親知らずのトラブルで来院された方には、まず痛みや腫れの原因となる炎症を抑える処置を施して、1週間から2週間様子を見てから抜歯します。炎症を3回ほど繰り返すと腫れがより強くなってしまうので、できれば最初に炎症が起きた段階で抜歯をお考えください。

なお、抜歯に注意を要する部位の処置前には、歯科用CTで検査をします。歯の根が上顎洞を抜けそうな場合には、先にPRP法という再生療法を行ってから抜歯して症状改善を促すなど、処置後のフォローを心がけています。

レーザー治療・高周波治療

当院ではレーザー治療器と高周波治療器を導入しています。むし歯が重症化した際の根管治療や、抜歯をした後の症状緩和など、さまざまな診療に活用しています。

歯科治療にレーザーを使うメリットは、治療が必要な部分を温めることにより、出血や炎症を抑えたり、痛みを和らげたりできる点にあります。歯周ポケット内の殺菌も可能です。高周波はより細かなコントロールが可能で、筋肉や顎関節の内部を温めることによって、こわばりを和らげたり、炎症を鎮静したり、組織の活性化を促すことができます。